1.カンジダはみんなもっている菌!あなただけではありません。

カンジダのかゆみに襲われると「なんでわたしだけこんなに苦しまなきゃならないの・・・」と、カンジダじゃない人が本当にうらやましくなりますよね。

あそこがかゆいなんて誰にも相談できないし、とにかく孤独!ひとりで悶々と痒みと戦い、ネットで検索し・・。対策を講じるもまた再発し・・・。「わたしカンジダなんだよね~」って気楽に言える世の中になったらいいのに・・・。

では、そのカンジダってそもそもなんなのか?

カンジダ(Candida、カンディダ)とは、酵母の姿の菌類のことです。普段は丸い形をしていますが出芽によって増殖していきます。カンジダ、カンジダ、と何かと悪者扱いされますが、Candida. etchellsii や Candida. versatilisは味噌や醤油の発酵に、またCandida. stellata などはワインの発酵に関わっているんです。

私たちを苦しめるカンジダはCandida. albicansという 種でこれがカンジダ膣炎を引き起こす原因となります。そしてこのカンジダ・アルビカンスは普段よりに人間の体の表面や消化管、口の中、女性の膣の中に生息しています。そして疲れていたり、体調が悪い時などに悪さをしだす=日和見感染するんです。

腟カンジダ症とは、「カンジダ」という腟内の常在菌が異常に増殖することにより、陰部のかゆみやおりものの変化を引き起こす疾患です。通常、腟内は「デーデルライン桿菌」という乳酸菌の働きによって弱酸性に保たれており、カンジダ菌などの常在菌が異常に繁殖しすぎることのないよう、また、外部から入ってくる雑菌を繁殖させないようになっています。

https://www.private-clinic.jp/blog/770/ プライベートクリニック高田馬場

つまり、常日頃より体の中にいるんです!ずーっといるんです。そのずーっと一緒に生きてきたカンジダ菌が活動を始めることによってかゆくなるんです!

2.カンジダ膣炎=性病ではない!

よく「カンジダ=性病」と短絡的に結論付けられることがありますが、それは誤っています。先程もお伝えしたとおり、カンジダ菌は普段よりいます。性交未体験者の方でもいます。なので性交未体験者の女性でも、もともと体の中にいたカンジダ菌が何かのきっかけで活動を始め、カンジダ膣炎を発症することはあるのです。

カンジダ菌が異常に増殖してしまうのは、デーデルライン桿菌の働きが弱まることによります。つまり、腟カンジダ症の発症に性行為はあまり関係ないことが多く、性行為の有無に関わらず女性の約5人に1人は経験する非常にポピュラーな疾患です。

https://www.private-clinic.jp/blog/770/ プライベートクリニック高田馬場

カンジダ膣炎は女性であれば誰にでも起こりうる極めて自然な疾患の一つです。特別にあなた一人が特別不衛生にしていたり、生活に問題があるわけではないので、なってしまったからといって落ち込まないことが大切です。落ち込んでクヨクヨしていたらますますカンジダ菌にやられると思って前向きに行きましょう!

3.みんななってます!カンジダ膣炎!

カンジダ膣炎になった方は、「なぜ私だけ?」という気持ちになるでしょう。

それは「あの人カンジダ膣炎だって」とか「私カンジダ膣炎だからかゆくてたまらない」とか、そんな話を耳にすることはないからです。

カンジダ膣炎になると「なぜこの私がこんな苦しみ耐えなければならないのか?」という気持ちになります。その孤独さが気持ちの落ち込みにつながり、免疫力を低下させているといっても過言ではないのでしょうか?

孤独になってはいけません!みんななってます!あそこが痒い女性はいっぱいいるんです!

統計からは、カンジダ膣炎の経験者は女性の5人に1人言われています。

5人に1人って・・・・。

   日本中に・・・・12,963,015人

   東京都に・・・1,405,924人

   東京ドームの人気アイドルコンサートに・・・5,500人(定員55,000のうち半分が女性として計算)

   満員電車の中に・・・172人(11両編成で、編成定員1,724名中の半分が女性として計算)

そんなにもいるんですね~~~!!カンジダ膣炎の経験者の数なので現在その人が発症しているわけではないかもしれませんが、このかゆみを経験した人がこのくらいいる、と考えると結構な数ですよね。

苦しんでいるのはあなただけではありません!一緒にカンジダを攻略しましょう!

4.カンジダをうつしたのは誰?このかゆみは誰のせい?

このかゆみは誰のせいだ?あいつにうつされたに違いない!と思うとパートナーとの関係もギグシャク・・・。

カンジダ膣炎になると、気になるのがうつるか、うつらないか?どういう時にうつるか?です。

Q&A方式でまとめてみました。

  Q1:カンジダはうつりますか?

    A1:うつります。

  Q2:性交渉でうつりますか?

    A2:うつります。男性から女性、女性から男性、両方ありえます。

    症状が強い時の性行為は症状を悪化させたり、相手にうつす可能性もあるので避けたほうがよいでしょう。

  Q3:お風呂でうつりますか?

    A3:湯船の中での感染は考えられませんがタオルの共有でうつる可能性はあります。

    ただしタオルに菌がついておりそれが他者の身体についたとしても菌が付着しただけですからただちに

    カンジダ症を発症するわけではありません。

  Q4:便をしたあとお尻を前から拭くと腸からうつると聞きましたが・・・。

    A4:腸内にいた菌が付着し、不衛生な状態が続くと発症するリスクはあります。

  Q5:赤ちゃんにうつりますか?

    A5:うつる可能性はあります。母親がカンジダ膣炎であった場合、産道をとおった際に感染するリスクがあります。

   心配でしたら産科のドクターに相談しましょう。

5.カンジダは夏になりやすい?

婦人科のクリニックでは梅雨時期にカンジダ膣炎で来院されるかたが多いようです。

カンジダはカビですから高温多湿になる梅雨にいろいろなところにカビが生えやすいことを考えると納得がいきます。また夏は冬に比べて活動的になり、暑さにより十分な睡眠が取れずに知らず知らずのうちに疲れがたまりやすかったりすることも要因かもしれません。

しかし、個人的な経験を言いますと、「夏冬問わずカンジダに苦しめられる」です。

私が初回発症した時も12月でしたし、その後の再発も特に梅雨時期に多かったわけではありません。カンジダ膣炎を発症する原因としてカンジダが増えやすい環境(外因性)と免疫低下や膣乳酸菌属の減少などの日和見感染(内因性)に分けると私の実感としては外因性<<内因性ですね。

もちろん外因性の要素も除去していく必要はあり、カンジダ攻略のためには外因性と内因性の要素を生活の中でできる限り排除していくことが必要になると思います。